困窮学生をバイト雇用 県、市町、大学 一体で支援

2020年6月24日 05時00分 (6月24日 09時41分更新)

募集枠 8割超埋まる


 新型コロナウイルス感染拡大に伴う収入減などで経済的に困窮している学生を支援するため、県と市町、大学が一体となり、積極的にアルバイト雇用を進めている。「学生版ニューディール」と位置付け、十七日現在で百七十一人を採用した。募集枠の八割超が埋まる状況で、県は当面の間、学生支援を継続する。=新型コロナ関連<8><12><18>面 (山本洋児)
 県は、五月五日の県新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、市町、大学と協力し、アルバイト雇用を生み出す方針を決定した。採用対象はアルバイト先を失ったり、保護者の収入が減少したりして、経済的に困窮している県内学生と県出身の学生ら。
 感染拡大を受けた学生アルバイトについて、東京、大阪は都と府が単独で募集した。福井県は規模が小さいため、市町と大学も加わることで雇用数を確保した。うち県は同十一日、全国最速で募集を開始。業務内容は寄付受け付けや県立学校での補助などとした。
 市町では鯖江、越前、敦賀、小浜の四市が参加。一人当たり十万円を配る国の定額給付金受け付けや放課後児童クラブ運営補助などの業務で雇用を創出した。大学は福井大と県立大、福井医療大が、障害のある学生のサポートや清掃、入試広報補助などで募集した。
 十七日現在の募集枠は計二百六人で、百七十一人が採用された。県によると、アルバイトの期間は一日や一カ月などさまざま。県が採用するアルバイトは、一カ月で十万円ほどの収入になるケースもあるという。今後も仁愛大などを含め、百人以上の募集が予定されている。県大学私学課の担当者は「福井らしい方法で今後も学生支援を続けたい」と話している。

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