伊賀の勝因寺など4件 日本遺産「忍びの里」文化財に追加

2020年6月23日 04時00分 (6月23日 11時12分更新) 会員限定
勝因寺に残る小天狗の肖像彫刻=伊賀市山出で(市教委提供)

勝因寺に残る小天狗の肖像彫刻=伊賀市山出で(市教委提供)

  • 勝因寺に残る小天狗の肖像彫刻=伊賀市山出で(市教委提供)
  • 柱状の岩がびょうぶのように並ぶ千方窟=伊賀市高尾で(市教委提供)
 文化庁の認定する日本遺産で「忍びの里 伊賀・甲賀−リアル忍者を求めて−」に、伊賀市の文化財四件が追加された。滋賀県甲賀市の追加分と合わせ、構成する文化財は七十件になった。
 新たに認められたのは愛宕神社、勝因寺、藤原千方伝説地、掛田城跡。二つの寺社はいずれも伊賀国山出の山伏(修験者)、小天狗清蔵(こてんぐせいぞう)にまつわる。伊賀市教委文化財課によると、愛宕神社は小天狗が本願となって建てられ、勝因寺は晩年を過ごした。小天狗は天正伊賀の乱の後、荒廃した寺社の復興に尽力。修験道は山間で厳しい修行を積むことから、忍者の成立に関わるとされている。
 藤原千方は平安時代に伊賀や奥伊勢を治めた貴族で、不思議な力を持つ四人の修験者(四鬼)を従えて朝廷と対立し、成敗されたという伝説がある。柱状の岩がびょうぶのように並ぶ「千方窟(ちかたくつ)」は戦いの中、千方が立てこもった場所とされる。
 江戸時代の軍記物「伊乱記」に登場する掛田城は伊賀地域に六百以上ある中世城館跡の一つ。天正伊賀の乱で激戦地となった。
 両市の文化財群は二〇一七年度の認定。説明...

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