五輪ビッグビジネス化に歯止めを…鈴木大地長官「スポーツの報道や観戦の仕方も新しい時代に来ている」
2020年6月22日 20時53分
スポーツ庁の鈴木大地長官(53)は22日、東京都内の文部科学省で行った会見で、コストカットなどによる簡素化を目指している東京五輪について、「今後の国際メガスポーツイベントの在り方を世界に提示する大会にしなければならない」と見解を示した。
東京大会では、感染症対策を徹底した上で、1年延期となった経済的影響を最小限に抑える簡素化が打ち出されている。実現すれば近年の五輪のビッグビジネス化に歯止めをかける一つのモデルケースとなるとされ、鈴木長官は「無観客開催の実施を見ると、スポーツの報道や観戦の仕方も新しい時代に来ていると感じる。次の東京大会が、オリンピック・パラリンピックの歴史を考える上で、非常に重要な大会となるということは間違いないだろう」と言い切った。
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