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県内企業の新卒採用 半数超「積極的に継続」 コロナ影響でも意欲 県、600社アンケート

2020年6月22日 05時00分 (6月22日 09時22分更新)

 新型コロナウイルスの感染拡大が県内企業の二〇二一年春の新卒採用に与えている影響を探るため、県は五月に緊急アンケートを実施した。約六百社が回答。採用活動は予定より遅れているものの、約五割が「積極的な採用活動を続ける」と答えた。県では、新卒予定者に対する企業の採用意欲は急激にしぼんでいない、と分析している。(尾嶋隆宏)
 アンケートは五月十五〜二十七日に、県の就職支援活動ホームページ「291JOBS」に登録している九百十九社を対象に実施。五百九十二社から回答(回答率64・4%)を得た。
 採用活動の進捗(しんちょく)については、52・8%が「遅れている」とした。四、五月は全国での緊急事態宣言が続き、外出自粛が求められた中で学生との接点を持てなかった企業が多かったとみられる。
 二一年三月卒業予定者の採用活動は、今後も「積極的に継続」が52・3%を占め、「問い合わせがあった場合対応」の30・5%を合わせると八割の企業が採用活動を続けていく方針だった。「採用活動を行わない」は8・1%。
 今春と比べた新卒の採用予定者数は「検討中・未定」が38・6%。「同程度」は28・2%、「増やす」が21・2%、「減らす」は12・1%だった。
 県定住交流課の担当者は「県内の一般労働市場の新規求人は(四月に前年同期比で)大きく減ったが、新卒に関してはできれば採用を続けたいという企業の動きが感じられる」と説明。社員の年齢層のバランスを保つ、などの理由があると見ている。
 県は三十日まで、一日三部構成で各部五社の企業が参加する「ミニ合同企業説明会」を福井市のアオッサで開催中(日・月曜日を除く)。同課の担当者は「大学生らには、県内で就職活動を続けてほしい。余地はまだまだある」と話している。

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