本文へ移動

【愛知】ひもを“カット” マスク好評 大須の美容師・安藤さん考案

2020年6月21日 05時00分 (6月21日 05時02分更新)
ひものないマスクを着けた客(左)をカットする安藤さん=名古屋市中区大須4のアットワンで

ひものないマスクを着けた客(左)をカットする安藤さん=名古屋市中区大須4のアットワンで

 名古屋市中区大須と岐阜県恵那市串原で美容室「アットワン」を経営する安藤幸司さん(66)=長久手市在住=は、本業のかたわら、得意の工作で数々の便利グッズを作り出してきた。約十年前から身体の不自由な親戚や客を助ける道具を開発し、これまで取得した実用新案は約二十件に上る。新型コロナウイルス対策で「新しい生活様式」が求められる中でも、持ち前の発想力で新しい道具を生み出している。
 大須のアットワンには、見慣れない形の木工品が無数に並ぶ。足形が描かれた丸い台は、車いすの客が両足を置くと九〇度に横回転し、シャンプー台に座り替えるのを助ける道具だ。便座やベッドに移動する際にも使えるため、介護施設でも使われているという。
 美容師でありながら工作を始めたのは、約十年前に親戚がパーキンソン病を発症したことがきっかけだ。最初は車いすに座ったまま洗髪できるように、移動式のシャンプー台を自作。直後に発生した東日本大震災の被災地にも持参し、避難所にいる人の髪を洗った。
 その後、美容院の客が脳梗塞の後遺症で半身まひになると、ペットボトルや缶のふたを片手で開けられるように、固定する台などを自作した。先端に付けたフック...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから
PR情報

愛知の新着

記事一覧