コーティング作業実践 バスやタクシー 抗菌・抗ウイルス あわら市 採用事業者に補助へ

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 09時55分更新)
抗菌・抗ウイルスのコーティング作業のデモンストレーション=あわら市役所で

抗菌・抗ウイルスのコーティング作業のデモンストレーション=あわら市役所で

  • 抗菌・抗ウイルスのコーティング作業のデモンストレーション=あわら市役所で

 あわら市は十八日、新型コロナウイルスへの効果も期待される抗菌・抗ウイルスのコーティング作業のデモンストレーションを、市役所駐車場で実施した。感染拡大防止に向けた県の行動自粛要請が十九日にはさらに緩和され、観光客数などの回復を目指す上でのコロナ対策は喫緊の課題。市は旅館の送迎バスや乗り合いタクシーなど、コーティングを採用する事業所への補助制度を新設する考えだ。 (北原愛)
 光触媒によるコーティングを手掛ける金属部品商社「エムシー」(石川県小松市)の米倉和秀社長(59)=あわら市出身=の提案を受けて企画。市内のタクシーやバス、宿泊事業者や市議ら七十人が、市所有のバスでの作業を見学した。
 電力・環境関連資材メーカー「和興テクノ」(東京都)のコーティング剤を利用した。主原料は酸化チタンで、コーティング面に太陽光や蛍光灯、発光ダイオード(LED)照明の光が当たると、空気中の水分に反応して活性酵素が発生。悪臭や汚れの原因である菌や有害有機物を分解し、無害化する仕組みだ。
 和興テクノによると、インフルエンザウイルスへの効果が確認されており、新型コロナウイルスへの効果も期待。車両内の壁や天井、座席、カーテンに、濃度の異なる二種類のコーティング剤を噴霧することで定着性を高めており、効果は二年程度持続するという。
 デモンストレーションの見学者からは「人体への影響は」などとの質問があり、担当者は無害であることを説明していた。
 大型バスで費用は二十万円前後。七月から四カ月ぶりにバスツアーを再開する「あわら観光」の松原淑裕社長(56)はコーティングの採用に意欲を示し、温泉旅館「白和荘」の立尾章英社長(63)も「お客さま、従業員の安全・安心のために前向きに考えたい」と話した。市は補助制度のほか、小中学校のスクールバスなどにもコーティングを採用したいとしている。

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