JA福井県 パート職員が着服 旅行代金25万円、告訴検討

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 09時44分更新)
男性パート職員の旅行代金着服が発覚し、謝罪する田波組合長(中)ら=18日、福井市の県農業会館で

男性パート職員の旅行代金着服が発覚し、謝罪する田波組合長(中)ら=18日、福井市の県農業会館で

  • 男性パート職員の旅行代金着服が発覚し、謝罪する田波組合長(中)ら=18日、福井市の県農業会館で

 JA福井県(田波俊明組合長)は十八日、奥越基幹支店(大野市、旧テラル越前本店)で旅行業務を担当していた男性パート職員(66)が、顧客から集金した旅行代金の一部、約二十五万円を着服していたと発表した。同JAは、ほかにも不明な未収金があるとして調査しており、男性を懲戒解雇する方針。刑事告訴も検討している。
 同JAによると、男性は旅行業務を実質的に一人で担当。一月二十一日に顧客一人の旅行代金四十三万五千円のうち、未収金だった二十四万六千三百二十五円を集金した後、入金処理せずに着服した。集金時に領収書を渡さず、代わりに旅行の計算書を発行。支店に計算書の写しを残していなかったため、集金の事後検証ができていなかった。
 支店の担当課長が五月末時点の旅行代金未収金残高を確認する中で、不明な処理が発覚。男性に聞き取った結果、六月五日に着服を認めた。生活費や遊興費に使ったという。ほかにも不明な未収金があり、別の旅行代金で穴埋めしていたとみられる。同JAは対策本部を設置し、全容解明を進めている。
 福井市の県農業会館で会見した田波組合長は「組合員をはじめとする皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪。近年、県内JA職員による着服が相次いでいることについて「ガバナンス(企業統治)がしっかりできていない」と認め、再発防止策として▽人事ローテーションの徹底▽領収書発行の徹底▽コンプライアンス、事務処理の適正化への研修−などを挙げた。 (長谷川寛之)

関連キーワード

PR情報