1400年前の塩づくり遺構、碧南で確認 古代から海通じ交流か

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 05時00分更新) 会員限定
宅地開発に伴い実施された調査=碧南市東浦町5で

宅地開発に伴い実施された調査=碧南市東浦町5で

  • 宅地開発に伴い実施された調査=碧南市東浦町5で
  • 出土した製塩土器の破片(右下)=碧南市東浦町5で
  • 発見された石敷きの炉(手前)を示す伊藤委員
  • かまど風の炉を調べる市職員ら
 碧南市文化財保護審議会は、六世紀末から七世紀初めごろに塩づくりが行われていた関連施設の遺構を市内の住宅建設予定地で確認した。衣浦湾東側一帯での確認は初めてといい、調査を担当した審議会の伊藤利和委員(68)は「中世以来、海との関わりの中で栄えてきた碧南市だが、それ以前の古代でも塩づくりという形で海と共に歩んできたことが分かった意義は大きい」と話す。 (福沢和義)
 五月十八〜三十一日に碧南市東浦町五の私有地約六百七十平方メートルで実施。重機で格子状に線を引くように、深さ一〜一・四メートルを掘り起こした。掘った延長は約百五十メートル。
 調査で六世紀末から七世紀初頭のかまど風の炉と、八世紀代の石敷きの炉を発見した。海水を蒸発させて塩の結晶を作る土器の破片四百点余(いずれも六世紀末から七世紀初頭)も見つかった。
 年代は、時代で変化する土器の形状から推定した。伊藤委員は「このような炉は県内ではほとんど見つかっていない。当時の塩づくりを解明する手掛かりとなる」と期待する。
 市は二、三年後をめどに調査結果をまとめて「南霞浦(みなみかほ)...

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