日進の障害者施設、代表にけが負わせた少年を再び受け入れ

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 05時01分更新) 会員限定
利用者の作業を見守る山口さん(右)=日進市岩崎町のソワットで

利用者の作業を見守る山口さん(右)=日進市岩崎町のソワットで

  • 利用者の作業を見守る山口さん(右)=日進市岩崎町のソワットで
 日進市の障害者就労支援施設「ソワット」で四月二十四日、代表の女性(57)が、施設を利用する自閉症の少年(19)に体を押されて転倒し、頭を強く打って重傷となる事故が発生した。副代表の山口貴史さん(47)は思い悩んだ末、今月から少年を再び施設で受け入れている。「障害のある人や家族を守るのが福祉。こんなときだからこそ福祉のチカラで彼を守らなければいけない」と決断した。 (平木友見子)
 事故が起こったのは午後一時半ごろ。山口さんが施設を離れた十分ほどの間のことだった。戻ると、代表の女性が床に倒れ、少年は興奮した様子で立っていた。代表は、急性硬膜下血腫と診断され緊急手術を受けた。施設も少年も警察の調べを受けた。
 「優しい子なんです。何でこんなことに」。少年の母親は電話口で泣いていた。「もう来週から利用できなくなりますか」。その問いに、山口さんは答えられず悩んだ。障害者福祉の関係者に相談すると「危険だ」「他の利用者を守らないと」と皆が口をそろえた。
 少年は、思いを言葉でうまく伝えられず、体は大きい。けれど山口さんは、彼が通所してきた一年半の中で、他...

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