ヤード条例公布1年、自動車盗が減少 違反者の摘発進む

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 05時01分更新) 会員限定
 自動車盗の被害が全国有数の県内で、盗難車の密輸の温床になってきた中古車解体施設「ヤード」。被害防止を図るため、全ての施設に届け出などを義務付けた県ヤード条例は公布から約一年、施行から半年となる。県警は、条例で可能になった立ち入り検査や、違反者の摘発を進めている。自動車盗の被害も減少しており、条例の効果が出つつある。 (井本拓志)
 びっしりと並んでいた中古車は跡形もなく消え、ならされた砂利が広がっていた。今年二月、無届けでヤードを営んだとして、県警が県ヤード条例違反で初めて摘発し、その後、廃業した弥富市内のヤードの跡地。近くに住む男性(76)は「以前は解体音がうるさく昼寝もできなかった。なくなって良かった」と話した。
 県警は昨年六月、条例案を県議会に提出し、七月に公布、十二月に施行された。制定の背景にあったのは自動車盗の多さ。愛知はかつて、自動車盗の認知件数が全国最悪で、二〇一六年から昨年までは全国四番目と高止まりしている。
 県警によると、県内ではトヨタ自動車のプリウスやランドクルーザー、レクサスなどの盗難被害が全体の半数を占める。盗んだ...

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