コロナ禍の養鶏場、春の繁忙期が一転 多賀町の原養鶏所に聞く

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 05時01分更新) 会員限定
新型コロナの影響を語る原勇さん(左)と勇治さん=多賀町中川原の原養鶏所で

新型コロナの影響を語る原勇さん(左)と勇治さん=多賀町中川原の原養鶏所で

  • 新型コロナの影響を語る原勇さん(左)と勇治さん=多賀町中川原の原養鶏所で
  • 開店前から常連客が列を作る販売所=多賀町中川原の原養鶏所で
  • 丹精した卵は地元の人たちに愛されている=多賀町中川原の原養鶏所で
 新型コロナウイルスの感染拡大による飲食店などの営業自粛は、畜産農家にも大きな影を落とした。地元で親しまれる多賀町中川原の原養鶏所もその一つ。県内の飲食店や菓子店にも卵を卸すため、春の行楽期は書き入れ時になるはずが一転、赤字経営を強いられることに。代表の原勇さん(55)と長男勇治さん(22)に、この春を振り返ってもらった。 (尾林太郎、稲垣遥謹)
 「とても現実とは実感できず夜も眠れなかった。今起きてることが夢なんじゃないかと思った」。勇治さんは、新型コロナウイルスの感染が拡大した四月以降の状況をこう振り返る。上旬から、主な取引先だった飲食店や菓子店から、休業に伴う発注キャンセルの電話が一斉に鳴った。「当たり前だった発注が急に当たり前じゃなくなった」
 原養鶏所は例年、四月から春の大型連休にかけて繁忙期を迎える。県内は観光シーズンを迎え、飲食店やホテルからの需要が伸びることに加え、入学祝いや土産物用の商品を並べる菓子店からの注文も相次ぐ。
 今年は状況が一変。臨時休業による需要の急速な落ち込みにより、四、五月の売り上げは例年に比べ五割以上減った...

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