弁護団、長井判事の審理回避を高裁に要請 日野町事件の再審請求

2020年6月19日 05時00分 (6月19日 05時01分更新) 会員限定
 日野町で一九八四年に酒店経営の女性を殺害して金庫を奪ったとして、元工員の阪原弘さん=享年七十五=が強盗殺人の罪で無期懲役の刑を受け、二〇一八年に大津地裁が再審開始を認めた「日野町事件」の第二次再審請求で、大阪高裁で審理中の即時抗告審の裁判長が、大津地裁の第一次再審請求審で裁判長として棄却決定に加わった長井秀典判事に交代したことを受けて、弁護団は十八日、長井判事に審理を回避するよう求める要請書を、大阪高裁に提出した。
 要請書では、第二次再審請求で新証拠も多く提出されているが、対象としている通常審の確定判決などは同一であり、新証拠の中には第一次再審請求で取り調べられた証拠も含まれていると主張。第一次再審請求に関わった長井判事が再び担当することについて、「審理および判断の公平性に対し、重大な疑問を抱かざるを得ず、裁判所あるいは再審手続きに対する社会的な信頼を大きく損なうことにもなりかねない。何より、憲法に規定された公平な裁判所の裁判を受ける権利を侵害する重大な疑義が生じる」と指摘した。
 弁護団は、六月下旬に裁判所側との面談の機会を設けることも求め、大阪高裁は「検討に時間がかかる」と応じたと...

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