力強くエール 書道のパフォーマンス  武生東高 

2020年6月18日 05時00分 (6月18日 09時29分更新)
書道部員が力を合わせて書き上げたメッセージ=17日、越前市の武生東高校で

書道部員が力を合わせて書き上げたメッセージ=17日、越前市の武生東高校で

  • 書道部員が力を合わせて書き上げたメッセージ=17日、越前市の武生東高校で

 新型コロナウイルスの影響による臨時休校が明けてから約半月。学業の遅れや進路選択などへの不安を打破しようと、越前市の武生東高校の書道部などが十七日、同校で全校生徒に向けたパフォーマンスを披露した。書道部員らは大きな紙に「顔晴(がんば)ろう」の文字などを力強く書き、学校生活が本格化する中、友人や教員らにエールを送った。 (玉田能成)
 密な状態を避けるため、生徒や教員の多くが校舎内から見守り、屋外の広場には縦六メートル、横八メートルの模造紙が広げられた。合唱部が「ジュピター」などをアカペラで披露した後、書道部員十九人が登場。約五分間の音楽に合わせ、「君が笑えば世界は輝く」「苦しい時こそ笑おう」などのメッセージを力を込めて書いた。
 書道部で唯一の三年生で部長の吉野友麻さん(18)は、この日が最後の活動になった。「(コロナの影響で)友だちと思うように話せない、笑い合えない日が続いた。皆を励まして笑顔になってほしかった」とパフォーマンス企画を発案。休校期間中から後輩と準備を始め、生徒会や教員の協力を得て開催にこぎつけた。
 大筆で赤色の墨を使って「顔晴ろう」と書き、パフォーマンスを締めくくった吉野さん。「三年間のけじめがつけられた」と晴れやかな表情だった。
 生徒会長で三年の大塚新さん(17)は所属していたバスケットボール部の夏の大会が開催されず、すでに引退。目の前で繰り広げられたパフォーマンスに「最後までわくわくしながら見ていた。突然の引退で心に穴があいたようだったが、残りの学校生活を頑張れそう」と勇気づけられていた。

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