コロナ対策のビニールカーテン  火災注意し設置を 「防炎」備えたものも 福井市消防

2020年6月18日 05時00分 (6月18日 09時28分更新)
職員と来庁者の間に取り付けられたビニールカーテン。安全のため、設置の仕方に注意が必要だ=福井市役所で

職員と来庁者の間に取り付けられたビニールカーテン。安全のため、設置の仕方に注意が必要だ=福井市役所で

  • 職員と来庁者の間に取り付けられたビニールカーテン。安全のため、設置の仕方に注意が必要だ=福井市役所で

 新型コロナウイルスの感染防止対策として、店舗のレジや公共施設の窓口などで使われるようになったビニールカーテン。新しい生活様式の一つとして定着しつつあるが、設置の仕方によっては火災の原因などになることもあり、消防は注意を呼び掛けている。 (坂本碧、畑明日香)
 JR福井駅近くの居酒屋では、五月末の営業再開時からビニールカーテンを使用する。レジのほか、カウンター席と調理場の間にも取り付けている。「調理人はマスクを着用するが、客と会話することもあるので念のため準備した」とオーナーの女性。当面は設置しておくという。福井市役所でも各課の窓口にビニールを設置し、職員と来庁者の間で飛沫(ひまつ)を防いでいる。
 福井市消防局によると、現時点では市内でビニールカーテンが原因の火災は発生していない。しかし、四月には大阪府内のショッピングセンターのたばこ売り場で、客が試しにつけたライターの火が店頭のビニールカーテンに引火する事故が起きた。カーテンが使われている場所には人がいることが多いため大きな火災に発展する危険性は低いとはいえ、設置の際は注意が必要という。
 まず、火気や発熱する白熱灯などの照明器具の近くで使わないこと。火がビニールに触れたり、熱が継続的に当たったりすると燃える可能性がある。また、天井にある火災報知機やスプリンクラーの近くにつるさないこと。火災が起きた時に火災報知機の感知が遅れたり、スプリンクラーが均等に散水されなくなる恐れがある。
 市消防局予防課の担当者は「燃え広がる時間を遅らせたり、火が自然に消えたりと防炎性能を備えたビニールカーテンもある。設置する上で分からないことがあれば、消防に相談してほしい」と呼び掛けている。

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