<コロナの断面>空き家活用で医療施設に

2020年6月18日 05時00分 (6月18日 05時01分更新) 会員限定
空き家の可能性がある物件を探す酒谷さん=愛知県小牧市で

空き家の可能性がある物件を探す酒谷さん=愛知県小牧市で

  • 空き家の可能性がある物件を探す酒谷さん=愛知県小牧市で
 新型コロナウイルス感染拡大で医療施設が不足する事態に備え、臨時の医療用拠点を確保するために活用してもらおうと、スタートアップ企業が自治体向けに空き家情報に関するデータベースの無償公開を始めた。既に首都圏の九自治体からデータベースの利用申し込みがあった。愛知県内でも空き家物件の調査を進めており、自治体に利用を呼び掛けている。 (竹田弘毅)
 「空き家調査中」。愛知県小牧市で八日、背面にこんな文字が書き込まれた蛍光ジャケットを着た酒谷勝志さん(70)が、停止したガスメーターやチラシがたまったポスト、雑草が茂っている家に注目しながら街中を歩いた。
 酒谷さんは、三年前から「空き家活用」(東京)の調査員として働く。人の気配が少ない家を見つけると、近隣住民から事情を確認。「空き家見込み物件」と判断すると、外観写真や所在地の地図を同社に報告する。この日、午前中に把握できた空き家は十件。空き家は荒廃し、近隣トラブルや犯罪を招く懸念がある。以前、名古屋市内も担当した酒谷さんは「社会貢献で、やりがいがある」と話す。
 同社は二〇一七年から、地域の事情に詳しいシニア世代や主婦を調査員に雇用し、首都圏や愛知、大...

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