米収穫増へ、ドローン活用 豊田通商、肥料散布の実証実験

2020年6月17日 05時00分 (6月17日 05時01分更新) 会員限定
ドローンによる稲の生育状況の計測=豊田通商提供

ドローンによる稲の生育状況の計測=豊田通商提供

  • ドローンによる稲の生育状況の計測=豊田通商提供
 豊田通商は十六日、自社ブランドの業務用米「しきゆたか」の収穫増に向けた実証実験を、岐阜県海津市の農業生産法人「サンフレッシュ海津」などと実施すると発表した。ヤンマーや住友商事のグループ会社の技術を活用し、稲の生育状況に応じた適切な肥料散布を行うことで、従来の栽培手法から10%以上の収穫増を目指す。
 水田全体の稲の生育状況をドローンで計測し、必要な肥料の量を算出。トヨタ自動車の土壌診断システムも使って土壌成分に合った専用肥料を散布し、水田全体を均一に生育させて収量アップを図る。システム導入に伴うコスト増は、十アール当たり四千円以下に抑えられるため、収量が3%以上増えれば、生産者の収益向上につながる。十一月まで実証し、二〇二一年の作付け分から導入を提案する。
 豊田通商のグループ会社が開発したしきゆたかは、一五年から商業栽培を開始。豊田通商が全量買い取っている。中食・外食需要の増加を受け、一九年末時点で全国約二百五十の農家で、約一万トンが生産されている。

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