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狙うは1年後の高校総体“今井月超え” 豊川高の「努力の天才」スイマーはオリンピアンの先輩が目標

2020年6月17日 10時00分

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「泳げるありがたさを感じて練習も集中している」と話す木村碧海

「泳げるありがたさを感じて練習も集中している」と話す木村碧海

  • 「泳げるありがたさを感じて練習も集中している」と話す木村碧海
  • 1年で出場した昨年の高校総体で女子200メートル個人メドレー2位の木村=熊本市総合屋内プールで(豊川高提供)

競泳女子・木村碧海(17)


 泳げる喜びを原動力にもっと努力!愛知・豊川高校2年の木村碧海(あおい、17)は昨年、1年生ながら高校総体(インターハイ)の女子200メートル個人メドレーで2位。頂点を目指すはずだった今年の同大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となったが「泳げる今の環境を、ありがたく思います」。気持ちを切らさず再スタートを切った。
 高校チャンピオンの座を射止めるチャンスは、来年1度きりになった。下を向いている暇はない。木村は「インターハイ中止は残念です。でも、泳げるありがたさを実感できた分、練習に集中できています」とハキハキと前向きに、現状を語った。
 昨年は1年生ながら、8月の高校総体の女子200メートル個人メドレーで2位に入った。続く9月の国体では、同種目の少年女子Bで2分15秒09の自己ベストで優勝。そんな泳げば泳ぐほど進化する伸び盛りに、コロナ禍が直撃した。
 当たり前が当たり前ではなくなった。休校期間中は「人生で一番長い」2週間近くも、プールに入れない日があった。
 そんな中でも課題の背泳ぎのレベルアップへ、オンラインで筋力トレーニングの指導を受けて体幹を強化するなど、集中を切らさなかった。だからこそ、今月に練習が再開されると「結果で第二のわが家に恩返しする」。長水路プールや親元を離れての寮生活を支える栄養管理など、豊川高の競技環境への感謝の思いも強くなった。
 同高出身の競泳選手といえば、在学中の2016年にリオデジャネイロ五輪の女子200メートル個人メドレーに出場した今井月(るな、19)がいる。2月のコナミオープンの同種目決勝で直接対決が実現したが、先輩の壁は高かった。
 木村には来年、大きな目標がある。「200(個人メドレー)は絶対勝ちます。そして800メートルのフリーリレーで優勝したい。まだ豊川の女子でやってないので」。オリンピアンである“今井超え”の快挙でアピールを目指す。
 指導する11年の世界選手権男子400メートル個人メドレー銅メダリストで、12年にロンドン五輪に出場した堀畑裕也・女子監督(29)から「努力の天才。この子より気持ちの強い子は見たことがない」と評された大器は、静かに24年のパリ五輪を見据えている。
 五輪の二文字こそ口にしなかったが、指折り数えて「大学で日本代表に入れれば、ちょうどいいですよね」ときっぱり。4年後の夢舞台へ、じっくり基礎を固めていく。

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