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愛知の強豪校が異例ガチ練習試合 愛工大名電vs東邦 甲子園中止でも「モチベーション高く」「強いチームと試合できて良かった」

2020年6月14日 15時27分

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練習試合を行った愛工大名電(手前)と東邦(奥)の選手ら。試合終了後のあいさつは、両校ベンチ前から

練習試合を行った愛工大名電(手前)と東邦(奥)の選手ら。試合終了後のあいさつは、両校ベンチ前から

 第102回全国高校野球選手権大会(甲子園)と地方大会の中止を受けて、愛知県で豪華な練習試合が実現した。愛工大名電と東邦が14日、愛知・岡崎市民球場で対戦。通常、同県のライバル校同士が練習試合を行うことはめったにないが、夏の中止が決まったことにより、異例のカードが組まれた。試合は10―7で愛工大名電が勝った。
 ともに公式戦用ユニホームを着用しての真剣勝負は、1回に愛工大名電が相手失策も絡んで4点を先制。東邦もすぐに3点を返す展開となったが、3回以降に愛工大名電が得点を重ねて、追い上げる東邦を振り切った。
 「実力がそのまま結果に出たわけではない。練習不足の感は否めない。それでも、みんなモチベーションは高かった。お互い、気合が入っていたよね」。愛工大名電の倉野光生監督(61)は、満足げにうなずいた。
 今回の練習試合は、4月に就任した東邦・山田祐輔監督(29)が、倉野監督にあいさつの連絡を入れたのがきっかけ。その際、東邦2年時に県選抜チームで指導を受けた倉野監督から提案されていた。高校野球では相手に研究されることを嫌い、甲子園を争うライバル同士が練習試合を行うことはほとんどない。愛知の「私学4強」として長年しのぎを削っている愛工大名電と東邦も、公式戦以外で戦うのは異例だ。
 倉野監督は「『甲子園がなくなったから、やる気もなくなった』ではなく、純粋に野球が好きな子が多い。4強対決をしたい思いがあったし、大学、社会人で野球を続けることを見据えても大事」と思いを説明。山田監督も「強いチームと試合して、成長具合を見るのは大事なこと。名電さんと試合ができて良かったです」と感謝した。
 両校とも、今後は7月4日開幕の「夏季愛知県高校野球大会」に出場する。

高校通算38発の東邦・吉納「試合できてうれしい」


 高校通算38本塁打の強打者で、昨春のセンバツ優勝をレギュラーとして経験した東邦・吉納は4打数1安打。「甲子園がなくなって、ショックしかなかった。でも、毎年上位に行く名電と、いい球場で試合をできたことがうれしい」と感謝した。優勝した昨春センバツ準決勝・明石商戦で、今秋ドラフト上位候補の中森から本塁打を放った左打ちの外野手。進路については「進学を考えている」としたが、代替大会の活躍次第ではプロ側の注目も集まる。

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