光秀に思いはせる 命日に明智神社参拝 福井

2020年6月14日 05時00分 (6月14日 10時23分更新)
読経の中、明智神社を参拝する人たち=いずれも福井市東大味町で

読経の中、明智神社を参拝する人たち=いずれも福井市東大味町で

  • 読経の中、明智神社を参拝する人たち=いずれも福井市東大味町で

 戦国武将・明智光秀の命日である十三日、福井市東大味(ひがしおおみ)町の明智神社を奉賛会や地元の人ら約五十人が参拝した。祭礼は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。
 近くの西蓮寺の檀家(だんか)である白崎照行さん(68)が般若心経を読み上げる中、参拝者たちは光秀に思いをはせた。奉賛会の土井内健一会長(64)は「新型コロナの影響で集まることもできないのではと心配したが、参拝できて良かった。神社を後世に引き継いでいきたい」。市上文殊公民館の増永秀一館長は「大河ドラマなどで光秀が見直され、新たな事実の発見につながるのが楽しみ」と話した。
 光秀は美濃から越前に逃れた後、越前の朝倉義景に仕えながら、この地に住んだとされている。その後、越前一向一揆討伐のため柴田勝家が進軍しようとすると、光秀は住民が巻き込まれないよう勝家に依頼。西蓮寺には寺への手出しを戒める勝家の「安堵(あんど)状」が残っている。
 恩義を感じた三軒の農家が「あけっつぁま」と呼ばれる木像を作製。光秀の屋敷があったとされる地区の一角に小さなほこらを建てて木像を入れて明智神社とした。農家の子孫たちは四百年間、大切に神社を守ってきた。 (籔下千晶)

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