北山結子さん行方不明から23年 松阪駅で「情報提供を」
2020年6月14日 05時00分 (6月14日 05時00分更新)
松阪市の松阪工業高校三年生だった当時十七歳の北山結子(ゆうこ)さん=明和町=が行方不明になって二十三年となった十三日、松阪署と県警捜査一課がJR松阪駅で情報提供を呼び掛けた。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、チラシの配布を中止。父澄雄さん(67)と母博子さん(69)も参加を見合わせ、県警を通じて「引き続き情報提供をよろしくお願いします」とコメントを出した。
結子さんは一九九七年六月十三日夜、明和町内の学習塾でアルバイトを終え、迎えに来た博子さんに「友人の家に行く」と伝えた。午後八時半ごろ、公衆電話から友人に連絡した後、消息を絶った。
身長一五〇センチで髪形はおかっぱ。白色の半袖ブラウスに、いずれも黒色のベストとスカート姿だった。かご付きの黒色の自転車に乗っていた。
この日は署員ら十人が、結子さんの特徴などを説明したパネル三枚を設置。拡声器で「事件を風化させるわけにはいきません。どんな情報でもいいので連絡を」と訴えた。松阪署の浜口紳一郎・事件指導官は「解決に向けた捜査活動を続けていく」と話した。
署によると、延べ四万六千六百五十人の捜査員を動員。これまでに百八十三件の情報提供が...
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