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オンラインで能登ライフ 里山里海 歩いているかのよう

2020年6月13日 05時00分 (6月13日 11時21分更新)
山あいの空き家でオンライン移住体験会のリハーサルをする能登町定住促進協議会のスタッフら=能登町柳田で

山あいの空き家でオンライン移住体験会のリハーサルをする能登町定住促進協議会のスタッフら=能登町柳田で

能登町定住促進協「空気を伝えたい」


 能登の里山里海での暮らしに遠方にいながら触れてもらおうと、能登町定住促進協議会(同町宇出津)は、「オンライン移住体験」の取り組みを始める。インターネットのビデオ通話を活用し、住宅の内見や職場見学などを現地に来たかのように体験してもらう。スタッフの森進之介さん(39)=同町松波=は「新型コロナウイルス感染症の影響で移住希望者らを現地に招くのが難しい中、電話やメールだけでは分からない能登の空気を伝えたい」と話している。(加藤豊大)
 「台所の水道からは冷たい山水が流れます」「庭にはサクラの木も」。十日、同町柳田の山あいにある築四十年の木造二階建ての空き家で、協議会スタッフら四人がオンライン体験のリハーサルを行った。スタッフの一人が空き家の中をスマートフォンで写し、案内しながらビデオ通話すると、移住希望者役のパソコン画面には自ら室内を歩いているかのような映像が流れた。
 森さんによると、感染症のリスクを避けたいといった理由から、全国的に田舎暮らしの関心が高まっている。協議会への相談も増加し、四、五月は昨年の倍近くの件数が寄せられた。移住希望者らを招くことが難しい中、より深く能登の魅力を伝えようとオンライン体験を企画した。
 地元企業の協力を受け、参加者の希望する職場があれば案内するほか、希望地近くの住民らと会話したり、周辺の海や山での遊びを紹介したりする。森さんは「首都圏や海外など、遠方にいながら気軽に一対一のその人のためだけのプログラムで能登の暮らしに触れてほしい」と期待した。
 十五日にも、協議会のウェブサイト上に受け付けページを掲載する。

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