ジオパーク 日本酒で応援 売り上げ10%、推進協に寄付

2020年6月13日 05時00分 (6月13日 10時50分更新)
創業150周年を記念して造った日本酒

創業150周年を記念して造った日本酒

  • 創業150周年を記念して造った日本酒
  • 山田憲昭市長(左)に酒造りへの思いを語る吉田泰之社長(中)=白山市役所で

吉田酒造店150周年で開発


 「手取川」の銘柄で知られる白山市安吉町の蔵元・吉田酒造店は、今年で創業百五十周年となるのを記念し、新たな日本酒を開発した。地域の豊かな自然に恵まれ、酒造りを続けてきた同社。売り上げの10%を白山手取川ジオパーク推進協議会(同市)に寄付し、市全域の自然保護を後押しする。(都沙羅)
 新しい県産米「百万石乃(の)白」や白山の伏流水を使い、乳酸を加えず手間暇かけて造る「山廃(やまはい)仕込み」製法で醸した。磨き抜いた酒米は雑味が少なく、仕上がった酒は洋梨のような味わいが楽しめる。冷やしてワイングラスで飲むのがお勧めという。「限りある地元の自然資源で未来まで続く酒造りを」という意味を込め、「PROGRESS COMES FROM LIMITATION(プログレス カムズ フロム リミテーション)」と名付けた。
 寄付金は、協議会が保全に取り組む市全域の自然保護活動に役立ててもらう。具体的には、霊峰白山や手取川が運ぶ水を酒造りと絡めて学ぶ体験型イベントなどを来年に予定する。
 十二日には同社の吉田泰之社長と妻の麻莉絵さんが市役所に山田憲昭市長を訪問。吉田社長は「白山市の自然に恩返ししたい。幅広い世代が楽しめるきれいな味になった」と語った。
 七百二十ミリリットルで、価格は吉田社長が七代目にあたることから七千七百七十七円(税抜き)にした。七月一日から第一弾、十一月上旬に第二弾として計千本販売する。

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