明治期の駅舎「歴史的価値」 県文化財保護課、近江鉄道・桜川駅を評価 

2020年6月13日 05時00分 (6月13日 05時01分更新) 会員限定
菅原課長補佐(右端)の話を聞く地元住民ら=近江鉄道桜川駅で

菅原課長補佐(右端)の話を聞く地元住民ら=近江鉄道桜川駅で

  • 菅原課長補佐(右端)の話を聞く地元住民ら=近江鉄道桜川駅で
  • 無人となっている駅務室=近江鉄道桜川駅で
 今年で開設百二十年を迎える東近江市の近江鉄道桜川駅で十二日、県文化財保護課による調査があり、駅舎やホームを「歴史的な価値がある」と評価した。今後、所有する近江鉄道や、環境整備に取り組む地元住民の意向次第で、国の登録文化財となる可能性も出てきた。
 駅舎は一九〇〇(明治三三)年十月から利用され、二〇一〇年にはきっぷなどを取り扱い、駅舎の大部分を占めていた駅務室が無人化、閉鎖された。現在は、一部の待合スペースのみ開放されている。
 この日は近江鉄道の社員が同行し、駅務室を解錠。ほこりや汚れが目立つものの、年季の入った窓口や引き出しは明治期の面影を残しており、黒電話や昭和後期の表彰状、八畳ほどの宿直用の部屋も確認できた。
 同課の菅原和之課長補佐は、石積みされたホームも含めて「小まめに改修はされているものの、全体として開業当時のまま残されている」と講評。所有者による文化庁への資料提出や、同庁による現地確認といった登録までの流れを示した上で「所有者の意向や、地元住民の保存、継承の意思表示が必要になる」と今後の課題を挙げた。
 沿線の駅では、彦根市の鳥居本駅が登録を受けているが、東近江市内にはない。調...

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