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県民の県内宿泊半額 県 最大1万5000円補助 嶺北⇔嶺南+2000円

2020年6月12日 05時00分 (6月12日 09時42分更新)

 県は十一日、新型コロナウイルスで打撃を受ける観光業界を応援しようと、県民の県内での宿泊代金を半額割引する独自補助を七、八月いっぱい展開すると発表した。この日公表した二〇二〇年度一般会計補正予算案に関連経費五億五千万円を盛り込んだ。夏の旅行需要を喚起していく。(尾嶋隆宏)
 「新型コロナウイルス感染症収束に向けた県内観光推進事業」と名付けた。一人当たりの最大割り引き額は一万五千円。嶺南・嶺北をまたぐ宿泊なら、さらに二千円加算される。例えば、敦賀市内の人があわら温泉(あわら市)の一泊三万円の旅館に泊まった場合、半額の一万五千円と嶺北・嶺南の往来加算分二千円を合わせた一万七千円が割り引かれる。
 県は予算案が可決されれば、六月中にキャンペーンに参加する旅館、ホテル、民宿などを募集し、各宿泊施設に「県民向け宿泊プラン」を作成してもらい、月内に旅行代理店などで宿泊申し込みを受け付けていく方針。
 県では期間中二万人の利用を想定し、家族やグループでの県内旅行を奨励していく。宿泊施設には十分な感染防止対策を求める。県観光誘客課の獅子原朋広課長は「第一波が収まったといっても遠出は控える傾向が続くと思う。県民が地元を旅行し、福井の良さを再発見する機会にしてもらいたい」と話した。
 県民に対し、県内旅行をする際の貸し切りバス料金の半額補助(上限七万五千円)も行う。期間は七月〜来年一月で、「三密」回避のために、平常時よりもチャーターするバス台数が増える利用者負担を軽くする。
 さらに、八月以降に始まる見通しの政府の国内での旅行需要喚起「GoToキャンペーン」をにらんだ施策も用意した。国は旅行商品を購入した消費者に、代金の二分の一相当分のクーポン(宿泊割り引きなどに活用)などが付与される仕組みを検討しているが、県では自己負担をさらに減らせる独自割引や、土産用クーポンへの金額加算を行っていく方針。

110億7300万円の

県補正予算案

第2波備え、経済再生

 県は十一日、百十億七千三百万円の二〇二〇年度一般会計補正予算案を発表した。新型コロナウイルス関連で第二波への備えと経済再生の四十五事業を盛り込んでいる。十六日開会の六月定例県議会に提出し、「県内観光推進事業」など早期に着手する必要がある事業は、今月中の可決を目指す。補正後の一般会計の総額は前年度同期比8・0%増の五千三百三十八億円となる。
 県によるコロナ対策費の計上は、四回の専決処分と予備費確保も含め七回目。対策費の累計は四百六十七億円となった。 (尾嶋隆宏)

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