県内観光客最多1809万人 19年推計 朝倉氏遺跡46%増

2020年6月11日 05時00分 (6月11日 09時26分更新)

 県は十日、二〇一九年の県内観光客数(推計)が前年比6・6%増の千八百九万五千人となり、過去最多を更新したと発表した。一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)や県立恐竜博物館(勝山市)などが人気で、県外客が前年比11・5%増となった。
 主な観光地では、武生中央公園(越前市)が延べ百四十二万人でトップ。一八年九月にコーヒーチェーンのスターバックスが園内に開店した効果などで前年比33・1%増となった。一一年から八年間にわたり県内トップの観光客数だった東尋坊(坂井市)は4・4%増の百四十一万四千人で、二位に下がった。
 NHKの人気番組「ブラタモリ」で取り上げられ話題となった一乗谷朝倉氏遺跡が46・4%増の百五万七千人で、百万人を突破。今回新たに統計対象に追加された敦賀市の観光魚市場「日本海さかな街」は百三十万人で、この二カ所を加えた計五カ所の観光地で入り込み客数がそれぞれ百万人を超えた。
 県外客は九百四万七千人。関西と中京から訪れた県外客が約七割を占め、北陸、関東が続いた。県内客は同2・2%増の九百四万八千人で大きな伸びはなく、県内外の比率はほぼ一対一となった。
 日帰り客は9・1%増の千四百九十七万五千人で全体の約八割を占めた一方、宿泊客は3・7%減少し三百十二万人。一八年に福井国体関連の宿泊客が多かった反動という。観光の目的別では台風の影響があった海水浴や、雪不足に見舞われたスキー・スケートが前年割れとなった。
 今年は新型コロナウイルス感染症で四〜五月に多くの観光施設が閉鎖になり、客数の相当の落ち込みが避けられない見通しとなっている。 (今井智文)

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