本文へ移動

時の記念日100周年、時計の発展に感謝 近江神宮で漏刻祭

2020年6月11日 05時00分 (6月11日 05時00分更新)
児童の描いた時計をモチーフにした絵が展示された回廊を通り、漏刻祭の神事に臨む神職たち=大津市の近江神宮で

児童の描いた時計をモチーフにした絵が展示された回廊を通り、漏刻祭の神事に臨む神職たち=大津市の近江神宮で

 「時の記念日」の制定から百周年となった十日、時刻制度の祖とされる天智天皇をまつる近江神宮(大津市神宮町)で、時計の発展に感謝する漏刻(ろうこく)祭が営まれた。節目の年だが、新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、一般の参列や舞楽を取りやめ、規模を縮小した。
 神前には時計業界の関係者ら約二十五人が集まり、改めて時の大切さに思いを巡らせた。例年は、王朝装束をまとった関係者や采女(うねめ)姿の女性が運ぶ奉納時計は、今年は拝殿に置かれたまま、神事のみが粛々と執り行われた。
 佐藤久忠宮司は「大自然から賜った大事な巡りである『時』を認識し、平等な世界を念願する」とあいさつした。
 日本書紀には、約千三百五十年前の旧暦四月二十五日、天智天皇が漏刻(水時計)を近江大津京に設置させ、日本で初めて時を知らせたと記述が残る。今から百年前の一九二〇(大正九)年、これを太陽暦に換算した六月十日が、時の記念日として制定された。
 境内の時計館宝物館は百周年に合わせ、企画展を八月三十日まで開催している。 (土井紫)

関連キーワード

おすすめ情報

滋賀の新着

記事一覧