長野県中部の連続地震、原因の5活断層を特定 信大グループ「地震しばらく続く」

2020年6月10日 05時00分 (6月10日 05時01分更新) 会員限定
 県中部や岐阜県飛騨地方を中心に四月下旬から続く地震について、信州大(本部・松本市)の研究者らでつくる「信大震動調査グループ」の原山智名誉教授(67)は、地震活動を引き起こした五つの活断層を特定。「中規模の地震活動はしばらく続く」として登山者らへの注意を呼び掛けている。 (大塚涼矢)
 長野地方気象台によると、一帯では四月二十二日以降、震度1以上の地震を百七十三回(八日時点)観測している。うち震度3は十二回、震度4は三回に上り、山間地で雪崩や土砂崩落などを引き起こした。
 活断層は、伊那地域から北アルプス・焼岳の地下を通って野口五郎岳付近(富山県)に延びる「境峠断層」と、上高地北部の屏風岩から南に延びる「屏風岩断層」「徳本峠断層」「上高地黒沢断層」、上高地を東西に横切る「上高地断層」の五つ。
 原山名誉教授によると、一連の地震の震源は南北に延びる四つの断層に囲まれた東西八キロのエリアに集中し、多くが深さ五キロ以内となっている。震源の集中域や断層に働く力の方向などから断層を特定した。
 槍・穂高連峰の地下は深さ五〜十キロ地点で地温が...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

長野の最新ニュース

記事一覧