2020年度顕彰馬にキタサンブラック 北島三郎オーナー「一緒に過ごした3年間は夢のような時間」
2020年6月9日 19時35分
JRAは9日、2016、17年の天皇賞・春連覇などG17勝を挙げたキタサンブラック(牡8歳)が2020年度顕彰馬に選定されたと発表した。記者による投票で、有効投票数196票のうち、158票を獲得。選出基準である投票者数の4分の3以上(147票)を獲得(1人あたり最大4頭まで投票可能)し、選出となった。これで顕彰馬は34頭となった。
同馬は2015年1月に栗東・清水久厩舎からデビュー。同年の菊花賞を制し、16年は天皇賞・春、ジャパンC、17年は大阪杯、天皇賞・春と秋、有馬記念とG1を7勝。スピードとスタミナを兼ね備えて大活躍した。また、歌手の北島三郎がオーナー(名義は(有)大野商事)としても注目を浴びた。17年有馬記念を最後に引退し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となった。通算成績は20戦12勝(うち重賞10勝)。獲得賞金18億7684万3000円はJRA1位。
▽北島三郎オーナー「このたびは顕彰馬に選出いただきまして、大変うれしく、心より御礼申し上げます。振り返れば、キタサンブラックと過ごした3年間は夢のような時間でした。表彰式に向かうターフの上で満員のお客さまより多大な声援をいただいた情景を思い出すと今でも胸が熱くなります。そして、清水久調教師、北村宏騎手、武豊騎手をはじめ、キタサンブラックに携わっていただいた全ての関係者の方々に改めて感謝申し上げます」
▽清水久師「このたびはキタサンブラックを顕彰馬に選出していただき、大変光栄です。ありがとうございます。デビューから3年間けがも病気もせず、無事に走り続け、G17勝と素晴らしい成績を残し、オーナーをはじめ、私自身、厩舎スタッフ、ブラックをサポートしてくださった方々、多くの声援を頂いたファンの皆さまに感動を与えてくれました。調教師としてこれだけの名馬に出会えたことは感謝であり、これからも精進してまいりたいと思います」
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