探究活動キックオフ 大野高、本年度から3年間 視野広い課題、進路や夢につなぐ

2020年6月9日 05時00分 (6月9日 09時41分更新)
モニター越しに大野市の事業の説明を受ける生徒たち=いずれも同市の大野高校で

モニター越しに大野市の事業の説明を受ける生徒たち=いずれも同市の大野高校で

  • モニター越しに大野市の事業の説明を受ける生徒たち=いずれも同市の大野高校で
  • 生徒たちにオンラインで大野市の事業を説明する松本成玄さん

 大野高校が本年度から三年間を通して系統的に取り組む探究活動「D−Kompas(ディー・コンパス)〜まだ解のない問へ」が八日、スタートした。一年生は大野市との連携事業として、全国市町村魅力度ランキングで同市が十年後にベスト100入りするための施策を探究し、市に提言する。二年次、三年次と現代社会や世界の課題へと視野を広げた探究に発展させ、自らの進路や将来の夢の設定につなげていく。
 Dコンパスは同校の愛称・大高(だいこう)のDと、羅針盤の意味のオランダ語で名付けた。生徒たちが進むべき道を見つけ、自らの力でたくましく進んでいく力を養う上で、学校が羅針盤でありたいとの思いを込めた。
 この日は一年生と二年生がそれぞれ校内で、キックオフ行事に臨んだ。一年生百二十四人は、魅力度ベスト100入りのための提言に向け、市総合政策課の松本成玄(しげはる)さんから、市が策定中の第六次市総合計画・基本構想案についてオンラインで説明を受けた。
 基本目標分野の「こども・健幸福祉」「地域経済」など四テーマについて、生徒たちは各五人ほどのグループに分かれ、市職員や市民からの聞き取り、市内の現状調査を通して提言をまとめる。校内発表・審査を経て来年二月に市長に提言し、市の施策としての実現の可能性も探る。
 地域の課題に目を向けた一年目の内容を土台に、二年次には視野を広げて大学や民間企業との連携も図りながら探究を深める。最終学年では、より現実的で具体的な現代社会の課題解決法をリポートにまとめる。一年主任の中村信秀教諭は「より大きな課題を見つめることで、進学時の学部選択のテーマを見つけ、受験勉強にもつながれば」と期待した。 (正津聡)

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