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香港巡りG7声明へ 日本主導で調整、中国に「憂慮」

2020年6月9日 05時00分 (6月9日 05時02分更新)
 政府は、中国による香港への国家安全法制導入決定を巡り、先進七カ国(G7)外相が憂慮の意を示す声明発出に向けた調整に入った。複数の政府関係者が八日、明らかにした。日本が主導し、各国に働き掛けている。G7が連携し、香港での「一国二制度」維持を中国に求める構えだ。
 安倍晋三首相は八日の衆院本会議で香港情勢について「深く憂慮している。香港は一国二制度の下、民主的、安定的に発展していくことが重要だ」と強調した。政府は、こうした日本の立場をG7で発信したい考えだ。
 香港への国家安全法制の導入を巡っては、米国、英国、オーストラリア、カナダの四カ国は五月二十八日に中国を強く批判する共同声明を発表。日本も参加を打診されたが、拒否していた。菅義偉官房長官は八日の記者会見で「基本的価値を共有するG7などの関係国と緊密に連携をしていくことが重要だ。適切なメッセージの発信を行っていく」と述べ、G7外相声明の意義を語った。

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