美浜・久々子湖 シジミ 湖底から続々

2020年6月8日 05時00分 (6月8日 09時31分更新)
専用の道具を使ってシジミを取る組合員=美浜町の久々子湖で(蓮覚寺宏絵撮影)

専用の道具を使ってシジミを取る組合員=美浜町の久々子湖で(蓮覚寺宏絵撮影)

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 美浜町の久々子(くぐし)湖で、シジミ漁が最盛期を迎えている。汽水湖のためアミノ酸を多く含みうま味が強く、プリプリと弾力があるのが特徴。五月に始まった漁は、十一月まで続く。
 七日は町総合体育館前の浅場で、南西郷漁協による月一回の合同漁があった。胴長靴姿の十二人が腰までつかりながら、柄の先にカゴが付いた「鋤簾(じょれん)」で砂地の湖底をかいて、計百キロほどのシジミを掘り出した。
 採ったシジミは「トオシ」と呼ばれるふるいにかけ、十一ミリ以下の貝は湖に戻す。漁獲量も一人一日十キロ以内と制限している。漁業資源を守るための取り組みが評価され、昨年二月に日本農業遺産に認定された。
 年間漁獲量は約三・五トン。身内で消費するため市場にはあまり流通しないが、町健康楽膳拠点施設「こるぱ」で、しじみ汁などの料理として味わえる。武田豊組合長(72)は「今が一番おいしい時期なので、ぜひ食べてみて」と話している。 (高野正憲)

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