三塁を回る時…教わった走塁に疑問
2020年6月6日 05時00分
【質問】一塁走者のとき、レフトへの打球で二塁、三塁、本塁へと進塁する際、三塁ベースで体を反転させてレフト方向を見てから本塁へ進むように教わりますが、スピードが落ちたり、つまづきそうになったりすることがあります。他のチームではあまり見たことがないのですが、けっこうある走塁方法でしょうか。 (中学軟式野球部3年)
【答え】何と言っていいのか…。先生、いいかげんなことを教えないでくださいと、お願いしたくなる気持ちです。最近の中学の部活動では、専門外の先生が顧問をすることがよくあると聞きますが、専門外であったとしても指導するのなら少しは勉強をしてほしいですね。今日は走塁の基本を教えますから覚えてください。
一塁走者は、レフトへの打球や野手が見えているときは自分で判断しながら走ります。自分の前方でプレーが行われているときは、他の人、たとえば三塁コーチからの指示を受けるよりも自分で見た方がより良い判断ができます。しかし、自分より後ろの打球、例えばライト側の打球の場合には三塁コーチの指示を受けます。打球が飛んだ瞬間にコーチを素早く見て、二塁ベースの手前7〜9メートルでもう一度見てゴーかストップか選択します。三塁を回るときも、本塁へ向かうかどうかの判断は、三塁コーチの指示を優先させます。
自分が思った以上に野手の動きが機敏だったり、守備位置が浅かったりがあるので、コーチを信じて従ってください。質問のようなケースで、体を反転させたり、振り返ったりして打球方向を確認することなどは決してありません。
(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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