【富山】オゾン発生器 コロナ需要 丸三製薬バイオテック 受注10倍

2020年6月6日 05時00分 (6月6日 10時09分更新)
医療機関などでの消毒に使うオゾン発生器を紹介する藤井社長=富山市の丸三製薬バイオテックで

医療機関などでの消毒に使うオゾン発生器を紹介する藤井社長=富山市の丸三製薬バイオテックで

  • 医療機関などでの消毒に使うオゾン発生器を紹介する藤井社長=富山市の丸三製薬バイオテックで
  • 机上に置けるミニサイズのオゾン発生器も開発した=富山市の丸三製薬バイオテックで

実験後押し 病院や飲食店 消毒用に


 新型コロナウイルスの感染対策として、除菌効果のあるオゾン発生器の販売が伸びている。医療機器開発や消毒事業を手掛ける丸三製薬バイオテック(富山市)にも全国の病院や飲食店、医薬品工場などからオゾン発生器の注文が相次いでおり、さらなる販路拡大に期待を寄せている。(高本容平)
 オゾンは強い酸化力があって除菌や消臭作用を持ち、自然に酸素に戻って残留しない。同社が扱うのは自社製のほかタムラテコ(大阪府東大阪市)製のオゾン発生器で、空気に紫外線を当てて電気分解しており、薬剤などは不用。人の手によるアルコール消毒では拭き残してしまう場所も消毒できる。
 机の上に置ける小型タイプから病室などの消毒に使う大型タイプまで五種類あり、税抜き価格は一万八千円から。年間二百台ほど販売しているが、今年二月以降は前年の十倍以上の注文が入っているという。
 オゾンの新型コロナへの効果は不明だったが、五月に奈良県立医科大などがウイルスの感染力を失わせるとの実験結果を公表。実地での効果的な使用条件は分かっていないが、注目を集めた。
 オゾンは濃度が高すぎると頭痛やめまいを感じる恐れもある。同社は社内の研究室で、二十四時間浴びても人体に害がない濃度に保つ機能を検査してから出荷しているという。
 藤井健太郎社長(48)は「コロナの感染防止には手洗いうがい、マスクといった基本的な対策を徹底することが前提」と念を押しつつ「オゾンは万能ではないが、感染リスクを軽減し、より安全に生活するための選択肢になる」と話している。
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