【長野】「コロナ影響で救助大変と知らず」 北アで遭難の男性反省

2020年6月5日 05時00分 (6月5日 05時00分更新) 会員限定
男性が入山した登山口。山小屋が休業していることに注意を呼び掛ける看板が立っている=大町市で

男性が入山した登山口。山小屋が休業していることに注意を呼び掛ける看板が立っている=大町市で

  • 男性が入山した登山口。山小屋が休業していることに注意を呼び掛ける看板が立っている=大町市で
 大町市の北アルプス爺(じい)ケ岳で四日、登山中に道に迷った名古屋市千種区の七十代男性が大町署山岳遭難救助隊に救助された。男性は本紙の取材に応じ「引き返す判断が遅かった。新型コロナウイルスの影響で救助する側が大変だということを知らなかった」と反省した。 (日下部弘太)
 男性は三日午前四時ごろ、同市の柏原新道登山口から登り始めた。北アを含め登山経験は豊富という。爺ケ岳(二、六七〇メートル)の先にある日本百名山の鹿島槍ケ岳(二、八八九メートル)まで日帰りで往復するつもりだった。十二〜十三時間かかるルートで「自分の体力の限界ぎりぎりかな」と考えていた。
 事前に会員制交流サイト(SNS)で確認した「登山道は夏と変わらず、上の方も雪はない」との情報を基に、冬山装備のアイゼンは持たず、厚着もしなかった。
 だが途中には多くの雪が残っていた。引き返そうかと思ったが「せっかく名古屋から来たんだから」と先を目指し、午後零時半ごろになって、ようやく戻ると決めた。
 雪渓で滑落しないよう慎重に進んだため時間がかかり、日暮れが迫った焦りから道を間違え...

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