富山県内 夏休み「短縮」8割超 最短10日間、最長23日間 全教委調査

2020年6月4日 05時00分 (6月4日 09時57分更新)
 新型コロナウイルス対策のため新しい年度の授業が約二カ月遅れで始まる中、休校による遅れを取り戻すため、富山県内の自治体の八割超が公立学校の夏休み期間の短縮を決めたことが、本紙の調べで分かった。「短縮を検討」を含めると、九割近くが夏休みを利用して学習時間を確保する考えだ。
 短縮を決めたのは五月二十九日現在、県教委と全十五市町村教委のうち富山、高岡、氷見、滑川、黒部、砺波、小矢部、南砺、射水、舟橋、上市、入善、朝日の十三市町村(81%)。短縮を検討と答えた立山町を含めると、87%に上る。
 最も短いのは、「授業日数の確保」を目指す富山市の小中学校の十日間で、前年に比べ二十七日少ない。高岡市や射水市も一カ月近く短縮される。逆に長いのは滑川市や黒部市などの二十三日間。期間としては八月八〜十九日の旧盆をはさむ十二日間が最も多かった。
 遅れを取り戻す方法としてほかに、魚津市や黒部市などは「平日の授業時間の延長」を挙げ、砺波市や立山町は「学校行事を減らす」と回答。「授業内容の見直し」(舟橋村)のほか、「冬休みの活用」に触れる自治体もあった。
 こうした取り組みで年度中に遅れを解消するめどが立っているか聞いたところ、六割超の十市町村が「はい」と答えた一方、富山、砺波の二市(12%)は「昨年並みの学習状況は難しい」「学習時間が不足」として「いいえ」と答え、課題の大きさをのぞかせた。
 本紙は五月下旬、中部九県(富山、石川、福井、愛知、岐阜、三重、滋賀、静岡、長野)の全教育委員会を取材した。三百七市町村の六割以上で夏休みの短縮を決め、短縮の検討を含めると九割に達した。

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