開業医、拒否経験6割超 保健所へのPCR検査依頼、長野県内調査

2020年6月4日 05時00分 (6月4日 09時09分更新) 会員限定
 新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査が必要な患者と診断したものの、保健所などに検査を断られた医療機関が六割以上に上ることが、県保険医協会(長野市)の調査で分かった。外来患者数も大幅に減少し、経営悪化が深刻化している。協会は、緊急事態宣言発令に伴う外出自粛要請に加え、院内感染への懸念が広まった影響とみている。 (渡辺陽太郎)
 調査は五月七〜十四日、開業医会員の四百九十八の医科と四百七十五の歯科にアンケートし、医科百八十七件(37・6%)、歯科八十件(16・8%)が回答した。
 PCR検査に関しては、保健所などに検査を依頼したのは医療機関(医科のみ)の28・9%だったが、このうち、63%の医療機関が検査の拒否を経験したと回答。「明らかな肺炎や感染者との明らかな濃厚接触を証明できないと検査してもらえない」「診察した医師の判断を優先させてほしい」との意見も寄せられた。
 医療資材の不足も深刻だ。マスクの備蓄で「充足している」と回答したのは42・2%で50%を割り込み、備蓄分がもつのは43・3%が「一カ月以内」とした。手や指の消毒剤も54...

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