【石川】町、照明のLED化検討 能登町トンネルで女性死亡

2020年6月3日 05時00分 (6月3日 09時43分更新)
事故から一夜明け、花束が供えられた宇出津第一トンネル。住民らから「暗い」との指摘も出ている=2日、石川県能登町宇出津で

事故から一夜明け、花束が供えられた宇出津第一トンネル。住民らから「暗い」との指摘も出ている=2日、石川県能登町宇出津で

  • 事故から一夜明け、花束が供えられた宇出津第一トンネル。住民らから「暗い」との指摘も出ている=2日、石川県能登町宇出津で

 石川県能登町宇出津で一日、電動車いすを運転していた女性(69)がトラックにはねられ死亡した事故で、現場の宇出津第一トンネルは、住民が以前から「うす暗くて危ない」と指摘していた。トンネルを管理する町は二日、内部照明の発光ダイオード(LED)化や、すぐ脇を通る別の歩行者専用トンネルの利用を促す看板設置など、再発防止策の検討を始めた。
 「トンネル内の明るさは十分でなく、歩行者や自転車に近づいてから気付きひやっとすることがあった」。近所に住む六十代男性はこう話す。別の三十代男性は「今回の事故原因と関係あるかは分からないが、照明は明るかったり暗かったりと明るさが不安定な時もあった」と明かした。
 町は、歩行者をはじめ、道路交通法上は原則歩行者扱いとなる電動車いすの運転者らに、歩行者専用トンネルの利用を促す看板を出入り口付近に二週間以内にも取り付ける。
 照明の明るさについても、現在は国土交通省の基準にのっとりナトリウム灯二十七個を取り付けているが、明るくするためLED化を検討。下野信行副町長は「トンネルが暗く対策をしてほしいという住民の声が町にも届いている。優先度や必要度を調査しながら、LED化を最終的に判断したい」と話した。
 事故は一日午前十一時十五分ごろ発生。電動車いすを運転していた同町宇出津山分の王秀梅(しゅうぺ)さん(69)が、後ろから来たトラックにはねられ死亡した。知人らによると、中国籍の王さんは十数年前に来日し、永住権を得て家族と暮らしていた。電動車いすに乗り、よく近所に買い物に出掛けていた。(加藤豊大)

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