ICTやAIで地域課題解決へ 裾野市

2020年6月3日 05時00分 (6月3日 05時03分更新)

ウーブン・シティのイメージ図(トヨタ自動車提供)

 裾野市は、情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)などを活用して地域課題を解決するアイデアを募集し、企業を中心に全国から約二百件の応募があったと一日、発表した。
 市は四月下旬から約一カ月間、健康・医療や交通、環境などの各分野でアイデアを募集。企業を中心に五十三団体から約二百件が寄せられた。市は実用化に向け、各提案の内容を精査する。
 トヨタ自動車は今年一月、裾野市内に自動運転やロボット、AIなどの実証都市「ウーブン・シティ」を建設すると発表した。市はこれを受け三月、ICTやAIをまちづくりに生かす「SDCC構想」を策定した。今回のアイデア募集は、その構想の一環となる。

ウーブン・シティの建設計画地となるトヨタ自動車東日本の東富士工場=裾野市で

 市は、市内に実証都市が建設される動きを、まちづくりの転換点と捉えている。七月には、この構想を推進するための協議会も発足する。
 ウーブン・シティは、トヨタ自動車東日本の東富士工場跡地など約七十ヘクタールを活用し、来年初頭に着工予定。当面はトヨタの従業員や家族ら約二千人が暮らす計画だ。
 トヨタ自動車の豊田章男社長は五月の決算説明会で、「昨今やり始めた未来の種まきはアクセルを踏み続けたい」と建設に意欲を示しており、市担当者は「新型コロナの影響を懸念していたのでホッとした」と話した。
(佐野周平)

関連キーワード

PR情報