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J1は7月4日に無観客で再開 感染リスク軽減するため「7月は地域間の大幅な移動がないカード」

2020年5月30日 10時00分

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2月22日のJリーグ第1節、仙台-名古屋 同点ゴールを決め、前田(左)、マテウス(中)と喜ぶ名古屋・阿部

2月22日のJリーグ第1節、仙台-名古屋 同点ゴールを決め、前田(左)、マテウス(中)と喜ぶ名古屋・阿部

 Jリーグは29日、全56クラブの代表者による実行委員会を開き、新型コロナウイルスの影響で中断しているリーグ戦について、J1を7月4日に再開することを決めた。J2の再開、J3の開幕は6月27日。当面は無観客で開催し、7月11日から段階的に観客を入れていく方針。再開直後は移動リスクの軽減を念頭に近接クラブでの対戦を優先する。開催日程、対戦カードは6月15日に発表する。村井満チェアマン(60)はオンラインで記者会見し「われわれにはサッカーしかない。サッカーで国民を元気づける、勇気づけることができれば」と語った。
 全公式戦の中断が決まった2月25日から94日。桜の季節はとうに去り、初夏を迎えた時期に“吉報”は届いた。紆余(うよ)曲折を経て、J2、J3を6月27日に先行開催、1週遅れてJ1を7月4日に再開することが決定。村井チェアマンは「選手の安全、健康管理を万全の体制でやっていく」とよどみなく語った。
 リーグ側は6月27日に一斉開催する意向だった。27日の担当者会議で紛糾しながらも、この日午前に全クラブに対して改めてメールで方針を伝える念の入れようだった。
 だが、実行委でも緊急事態宣言が長引いた首都圏のクラブなどが「準備期間が短い」と強く反発したため、リーグ側は全クラブに発言を求め、地域やクラブの個別事情を洗い直した。長時間の協議の末、段階的な再開を導き出した村井チェアマンは「最大公約数を取った」と話した。
 当面は無観客で開催する。政府の指針では7月10日以降、屋内、屋外ともに上限5000人で観客を入れることが可能となる。村井チェアマンは「段階的に(観客を)お迎えする準備を整えていく」と説明した。
 移動による感染リスクを軽減するため「7月は地域間の大幅な移動がないカードを組んでいく」と言う。リーグ案では各リーグを東西2グループに分け、グループ内の近接するチームの対戦を優先。YBCルヴァン杯は北から順に3チームを5組に再編し、1回戦総当たり方式への変更が有力となっている。
 懸案だった検査実施にめどが付いたのも大きい。Jリーグ内に検査部局を新設し、選手、スタッフ、審判員を含む計2340人を対象に6月20日までにPCR検査を実施し、再開後も2週に1度のペースで継続検査していく見通しとなった。
 感染状況の推移を注視しながら、難しいかじ取りは続く。村井チェアマンは「地域の状況を踏まえて、リーグ運営をしていく」と慎重に話した。

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