<池田健吾の爆釣天国> アユ釣り穴場河川紹介・後編
2020年5月29日 05時00分
先週に引き続き、アユ釣り穴場河川紹介の後編をお届け。いよいよ関東エリアでは本格的なアユシーズンが来週から始まる。季節限定のアユ釣り…なるべくなら、多くのアユとの出会いを誰もが期待するだろう! せっかくの釣行が空振りに終わらないためにも、参考にしてもらえればうれしい。 (爆釣天国 池田健吾)
◆狙いは穴場 元気な魚が残っている
まず始めに前回(22日)を見逃してしまった方にざっとおさらいを記しておこう。昔に比べてアユが釣れないとよく耳にする。道具の進化によりアユそのものが賢く成長を遂げたせいでアユ釣りが難しくなったともいわれ、さまざまな情報があふれる現代では、アユの居場所がどんどん追い込まれているのも事実だ。良くなった交通事情により釣り人が増え、釣れなくなった河川も多い。
私は穴場河川を中心に釣行を重ね、安定した釣果を得ている。確かに有名河川は放流量も豊富だが人が多い分、追いっ気の強いアユから先に釣られてしまい、残ったアユはプレッシャーを与えられ難敵となってしまう。
対して釣り人の少ない河川は追いっ気に優れたアユが残っている。必ずしも人気(有名)河川=釣れる河川ではなくなってきているのが昨今のアユ釣り事情ではなかろうか。自分なりに穴場河川を見つけるいくつかの法則を別表に示してみた。
表中の条件を一つでも多く満たしていれば穴場河川となりうる要素は十分。あとは情報網を頼りにせず、実際に自分で足を運び見に行くことが大事だ。
◆小河川にはショートロッド 水中糸はタングステン製が◎
<タックル紹介> いずれの河川も小河川になるのでショートロッドを駆使したタックル仕立てになる。竿は7〜8メートルクラスが扱いやすく1メートルほどのズーム機能を備えたものが川によって使い分けられるので便利。
仕掛けは一般的な友釣り用でいいが、アドバイスとしては空中糸は木々が生い茂るポイントも多く、クモの巣や枝に引っかかるトラブル時にも強いやや太めのフロロカーボン系が良く、水中糸は沈みが良くオトリを川底に落ち着けやすい高比重のタングステン製がオススメ。
掛け針は追いっ気の強いアユが多い場所なら3本の方が釣れたアユへのダメージも少なくオススメ。詳細は図を参照。
◆【群馬・鏑川(かぶらがわ)(南牧川)上州漁協管轄】 安定釣果!まさに香魚
先週紹介した群馬・碓氷川と、もうひとつの烏川と合わせて上州三川と呼び上州漁協が管理する河川。上流部の南牧川・西牧川が合流し下流部を鏑川と呼ぶ。
水質がとても良く香り高いアユが釣れるので私のお気に入り河川の一つだ。アユのメインポイントとなるのは南牧川・道の駅オアシス南牧から南牧中学校の辺りにかけてで昨年も放流数が870キロと多く、シーズン通して安定した釣果があった割に釣り人が少なかった。オトリ店は1軒しかないので注意。
◆【栃木・田川(たがわ)鬼怒川漁協管轄】 うわさに“たがわ”ぬ超穴場
以前、当コーナーでも紹介した際に担当デスクから「うわさにたがわぬ田川!」と称され、「うまいこと言うなぁ〜」と感心させられた(笑)。管轄は鬼怒川漁協であることから首都圏から釣行する人の多くは鬼怒川へ入ってしまうため、地元の釣り人がたまに竿を出す程度。
ただ、昨年の稚アユ放流数は300キロと河川規模からしたらかなり多く釣れる河川だ
なお、田川にはオトリ店はなく鬼怒川流域で購入するのをお忘れなく。
◆【静岡・伊東松川(いとうまつかわ) 伊東市松川漁協管轄】 市街地流れ天然ソ上も豊富
東日本屈指の温泉地、伊東を流れる小河川で天然ソ上が豊富。市街地を流れるため、平たんが多く道路からの入川が楽であるが山を1つ隔てると友釣りの聖地、狩野川があるためシーズン通して釣り人が少ない。
中・下流域は餌・バケ・毛バリ釣り専用区で友釣りは旭橋より上流がポイント。大雨後などでも回復が早く逃げ場にも最適。オトリは漁協直営の販売所のみ取り扱い。
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