必要な受診、控えないで コロナで延期続く乳幼児健診

2020年5月29日 05時00分 (6月1日 21時07分更新) 会員限定

音の鳴るぬいぐるみで聞こえを確認する諸岡医師=もろの木こどもクリニックで


 新型コロナウイルスの影響で、市町村が行う乳幼児の集団健診は延期が続く。緊急事態宣言の解除を受け再開する自治体もあるが、感染のリスクに対する保護者の不安は大きい。ただ、健診は発達を年齢ごとに確認し、早めの治療につなげるのに不可欠。小児科医らは、予防接種を含め、予定通り受けるよう促している。
 五月半ば、名古屋市緑区のもろの木こどもクリニック。「首もすわってきた。身長や体重もきれいな成長曲線を描いています」。諸岡祐子医師(49)の笑顔に、生後三カ月の男児の母親(36)は「初めての子なので心配だった」と一安心だ。
 乳幼児健診は、その年齢で起きやすい病気や発達の遅れを発見するのが目的。母子保健法は市町村に対し、行政の負担で、一歳六カ月児、三歳児に健診を実施するよう義務付けている。この二回に加え、一歳未満についても独自に時期を定め、無料の集団健診を行う自治体は多い。あいち小児保健医療総合センター救急科医長の伊藤友弥医師(41)によると、一歳未満で先天性の心疾患や白内障、網膜芽細胞腫、神経筋疾患、脳性まひなどを見つけられれば、早期の治療、効果的なリハビリ、療育が可能だ。

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