ストライキに突入するのか…“現役最強右腕”シャーザー「大リーグ選手会はさらなる減俸を受け入れない」と宣言
2020年5月28日 17時09分
四半世紀ぶりのストライキが現実味を帯びてくるのだろうか。ナショナルズのマックス・シャーザー投手(35)は27日、ツイッターを更新。大リーグとオーナー陣が26日、今季年俸が高額な選手ほど減額幅が大きくなる「スライド方式」のプランを大リーグ選手会に提示したことを受け、これを決して受け入れないと宣言した。
「他の選手たちと直近の展開を協議した結果、大リーグとこれ以上の年俸減額について関わり合いを持つ理由はない。われわれは以前、日割り計算による年俸減額案について交渉した。現在の情報に基づく第2の減額案を組合(大リーグ選手会)は提示されたが、これを受け入れるための正当性はない。他の選手たちが同意見だと声を上げてくれたことをうれしく思う。全ての証拠書類が公になれば、大リーグの経済戦略は完全に方針転換するだろう」
サイ・ヤング賞3度を誇る“現役最強右腕”シャーザーは、選手会に所属する8選手で構成される幹部小委員会のメンバーで、今回のツイートは選手会の総意とみられる。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、選手会は今週末までに大リーグとオーナー陣へ対案を提出する予定だ。
双方は3月にいったん、今季年俸を開催試合数に応じた日割り計算で設定することに合意。だが、オーナー陣は「今季開催が無観客の場合、年俸設定を再び交渉する」との文言が合意に盛り込まれていたとし、今回の提示プランでさらなる減俸を主張している。
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