<EYES> ZIP-FMナビゲーター 荒戸完さん 親の「性」に嫌悪感

2020年5月28日 05時00分 (5月28日 10時51分更新)

 母子家庭の高校3年生の女の子が、こんな悩みを打ち明けてくれた。
 最近、母が男性と長電話したり遊びに出たりする。そんな母を「1人のオンナ」として見てしまい、どんどん嫌悪感が募っている。事あるごとに冷たい態度を取ってしまい、そんな自分のことも嫌になってきた。反抗期であることもわかっているが、どうにかしたいと思えば思うほど、母との接し方を見失っているというものだ。
 親から「性」を感じるのは、いくつになっても不快なものだ。ハリウッド映画でも、命からがら生還した主人公が妻を抱きしめキスをするのを見た息子が「うえーっ」と言うシーンがある。子は親に純潔を求める。日本人は特にそうだ。私も中学生のころ、父のデスクから大人の週刊誌を見つけ、なんとなく裏切られたような気持ちになったことを覚えている。やはり親の性とサンタクロースは、子どもの前に姿を見せてはいけない。
 ただ、彼女の母の身になってみれば、女手一つで子を育てながら恋をするのは、きっとすごく大変なことだろう。彼女は「親が離婚してから顔色をうかがうようになりました」とも言うが、それは母の大変さを感じ、受け止めようとしている面もあるのではないだろうか。自分をきちんと分析できている彼女は、もう子どもの出口に立っているように感じる。
 得策は、できるだけ早くお金をためて、家を出ることだ。今は近過ぎて気付くことができないかもしれないが、少し離れたところからなら、親が自分にとってどういう存在かハッキリするはずだ。
 今回はこの曲を彼女に送りたい。ラッパーのエミネムは実の母からひどい仕打ちを受け、壮絶な争いの末にこの曲を通じて和解を申し出た。彼女にはどう聞こえるだろうか。「Headlights feat. Nate Ruess」

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