県教委が練習強度の目安  県立高の部活動 再開後4段階で 体力面留意求める

2020年5月28日 05時00分 (5月28日 10時53分更新)

 県立高校の再開に合わせて六月一日から可能になる運動部活動について、県教委が段階的な練習強度の目安を示し、各校長に通知した。基礎体力を再構築する「調整期」から、専門体力を向上させる「試合再開期」まで四段階に分け、新型コロナウイルスの感染対策や体力面に留意しながら活動していくよう求めている。 (藤共生)

 目安では、部活動再開後の最初の十日間を調整期(強度50%)とし、基本的な技術練習などを行う練習再開期(同80%)、試合形式の練習などに取り組む試合再開準備期(同90%)へと移行し、試合再開期(100%)に入る。対外試合の相手は県内校に限り、県外校との交流は近隣県の状況などを踏まえ改めて通知する。
 県内の高校では春休みに入って部活動が再開されたが、急激な感染拡大ですぐに自粛を余儀なくされ、生徒たちは実質的に三月上旬から三カ月近く部活動ができていない。基礎的な練習や密な環境にならない練習から始め、段階的に平常へと戻してもらう。
 県教委保健体育課の担当者は「自宅待機が続いて体力が落ちているだろうから、けがを防ぐ意味でも徐々に練習強度を上げていってほしい。また感染リスクが低い練習から始めてほしい」と話した。
 部活動再開にあたって▽密集を避けるため、活動時間を適切に割り振る▽ウオーミングアップなど集団走時に間隔を空ける▽部室は一斉に利用せず、短時間にする▽近距離での会話や不必要な声出しはしない▽器具の消毒や丁寧な水拭きなどを徹底する−などの留意事項も示した。
 通知を受けた校長からは「県内独自開催の大会などを待たず練習試合を区切りに引退し、受験へ切り替えたいという部員もいる。試合再開期をもう少し早くできないか」と再開後の状況に応じた見直しを希望する声もあった。

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