あわら、坂井共通返礼品 ふるさと納税若手農家と連携 県内初 コメや若狭牛、野菜

2020年5月28日 05時00分 (5月28日 10時49分更新)
あわら、坂井両市の農畜産物をアピールする坂井ASCのメンバーたち=27日、あわら市役所で

あわら、坂井両市の農畜産物をアピールする坂井ASCのメンバーたち=27日、あわら市役所で

  • あわら、坂井両市の農畜産物をアピールする坂井ASCのメンバーたち=27日、あわら市役所で

 特産の農畜産物のPRと販路拡大に向け、あわら、坂井両市が地元若手農業者と連携し、コメや若狭牛、野菜などの詰め合わせを、ふるさと納税の共通返礼品として設定。二十七日にふるさと納税ポータルサイトで受け付けを開始した。県内で近隣自治体が共通返礼品を開発したのは初めて。 (北原愛)
 両市の若手農家有志による団体「坂井アグリカルチャー・スマイル・クラブ(ASC)」と、各市の担当者らがあわら市役所で発表した。
 共通返礼品は、寄付額四万円から八十万円までに対応した四種類を用意した。最高級の若狭牛やブランド地鶏の卵とドライフルーツなどの加工品を詰め合わせたセットや、コシヒカリやミルキークイーンなど五品種の食べ比べセットに、若狭牛のステーキやハンバーグを組み合わせた定期便十二回コースなどがある。
 坂井ASCの農家の納入先の飲食店や旅館は、新型コロナウイルスの感染拡大による自粛ムードで客足が遠のいたまま。メンバーからは「納入できず廃棄した物もある」「景気回復の時期が読めない」との声も上がり、共通返礼品へ懸ける思いや期待は大きい。
 斎藤力会長(43)は「丹精した農畜産物で地域を盛り上げたい。季節の味を感じてもらえるよう、旬の素材を盛り込んだ」と売り込む。行政側では農家支援に加え、情報発信力の強化、発送コストの削減による寄付金の有効活用を効果に挙げた。
 ふるさと納税については、総務省が昨年六月に地場産品のみとするなど厳格に規定。ただ、自治体同士の同意があれば、共通返礼品の設定ができる。両市によると、北海道や和歌山県などで同様の取り組みがあるが、全国的にも珍しい。

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