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リニア工事 JR社長との会談、現地視察してから

2020年5月28日 05時00分 (12月27日 19時37分更新)

◆知事会見、一問一答

リニア中央新幹線を巡り、JR東海・金子慎社長とのトップ会談の見通しを語る川勝平太知事=県庁で

 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、JR東海・金子慎社長との初のトップ会談の実現性に耳目が注がれる川勝平太知事。二十七日にあった定例会見で、報道陣との一問一答は以下の通り。
 −金子社長から再び手紙が届いた。
 きょう、「発言を撤回致します」という実に誠実な返事をいただいた。抗議は(私)個人だけでなく、市町の首長、利水関係者、住民全体での抗議。会見など公的な場での謝罪、撤回の必要があると思っている。
 −国土交通省・有識者会議の運営をどうみる。
 水嶋智鉄道局長が仕切っているが、実に拙劣。(会議の発足条件に)透明性確保、全面公開はきちっとうたっていて、合意している。なのに、それで「(全面公開の)約束を守っている」というのは筋が違っている。県民を代表する県議や沿線の知事などが会議を見られないことを踏まえると、拙劣さにあきれ果てている。(次回の会議に)金子社長を呼ぶのは筋だが、水嶋局長はやるつもりはない。マネジメントの不誠実さが現れている。
 −トップ会談の実現の可能性は。
 きょうの手紙では、「作業員の安全確保のために林道やトンネル工事をしている」と書かれていた。私は「なさっていないのでは?」との認識だったので、実際にどのくらい進んでいるのか見に行きたい。六月中下旬にでも現場を見て判断したい。
 −トップ会談で金子社長に伝えたいこと。
 現在、工事現場について(有識者会議で)学者が議論をしている。きちっとしたデータを出して議論を促進するのがJR社長の仕事だということを話したい。現地を視察してからの方が建設的な議論ができる。
 −JRが県の合意を求めているヤード整備は、作業員の安全確保を終えてから認めるのか。
 (安全確保が)条件ではない。作業員の安全性確保は公共交通を預かるものとして最優先すべきことだ。
 −赤羽一嘉国交相とも会談し、意見を伝えるのか。
 まだ表敬訪問もしていない。国交省にはお世話になっているので、調整した上でお目にかかりたい。直接お会いしたい。
(広田和也)

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