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米メディアが1994年“MLBの悪夢”再現危惧「今季は見込みなさそうだ」完全中止を予想する選手も

2020年5月27日 15時43分

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マンフレッドMLBコミッショナー(AP)

マンフレッドMLBコミッショナー(AP)

 ストライキに発展した1994年の二の舞いも…。大リーグとオーナー陣は26日、今季年俸が高額な選手ほど減額幅が大きい「スライド方式」のプランを選手会に提示。米メディアは、これが選手間の分断を助長し、開幕への大きな障害になる懸念を伝えた。
 ブルワーズのアンダーソン投手は、ツイッターで「最も市場価値がある選手たちを悪者に見せるための興味深い戦略だ」とオーナー陣を批判。メッツのストローマン投手も「今季は見込みがなさそうだ。野球がなくなった後の生活をじっくり考える時だな」と失望感をつぶやいた。
 米放送局SNY(電子版)は「このスライド方式プランは、選手間の階級分断を促す。低年俸の選手は、『選手会は高い給料のヤツらだけ優遇しやがる』と悪態をつくこともある」と報道。あるベテラン選手は「これで選手会は分裂する。今回のプランに高年俸組が反撃しても、低年俸組にとっては『やっほー、こいつはいいね』だ。選手会は低年俸組を説得できない」と断じた。
 大リーグで最後にストライキがあったのは94年~95年。労使対立の焦点はやはり年俸で、当時は人気の野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」にちなみ「フィールド・オブ・グリード(拝金主義)」とやゆされた。
 米紙ニューヨーク・ポスト(同)はこの日「これでシーズン開幕は五里霧中となった。今後数日の展開次第で、1994年の再現となるのだろうか。当時は労使の双方が相手の妥協を待ち続けたままで、結局は(90年ぶりの)ワールドシリーズ中止を招いた」と報じた。

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