森田小分割案を提言 殿下小中の隣接統合も 福井市規模検討委

2020年5月27日 05時00分 (5月27日 10時49分更新)

吉川教育長(手前)に答申する淵本委員長(中)=福井市役所で


 学識経験者らでつくる福井市学校規模適正化検討委員会(委員長・淵本幸嗣福井大教授)は二十六日、規模の適正化に向けた八案の提言を盛り込んだ答申をまとめ、吉川雄二教育長に答申した。児童が増加している森田小学校は速やかに二校に分割を進める必要があり、少人数の殿下小中学校は隣接の校区への統合が望ましいなどとした。
 吉川教育長は市役所で答申を受け、「教育の機会均等の意味から是正が必要と答申を見て感じている。地域の皆さんの意見を受け止めながら進めていくべきものと考えている」と述べた。七月をめどに東村新一市長を交えた市総合教育会議を開き、協議を進める方針で、森田地区では年度内に住民への説明を始めたいとの考えを示した。
 提言では、森田地区を「第一に検討すべき地域」と位置付けた。森田小は急激に大規模校化し、子どもたちの教育活動に支障をきたしていると指摘した。殿下小中は小規模な状況が続いており、将来的にも解消できず多様な学び合いを保障できない状況が予測されるとした。
 検討委が昨年実施した保護者らへのアンケートでは児童数について、森田小は「多過ぎて望ましくない」との考えが過半数を占めた。殿下小中ではともに「少な過ぎて望ましくない」が多かった。五月一日現在の児童数は、森田小が千一人、殿下小が十六人。
 提言には他に、臨海地域や美山地区、大安寺地区などの案も盛り込まれた。答申は当初、三月に行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されていた。 (鈴木啓太)

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