しあわせ先進モデル 活力人口100万人 県、交流人口拡大目指す 長期ビジョンの最終案

2020年5月27日 05時00分 (5月27日 10時50分更新)

 県は、二〇二〇年度からおおむね二十年間の県総合計画「長期ビジョン」の最終案をまとめた。基本目標は「しあわせ先進モデル 活力人口100万人ふくい」と定め、人口減少が進む中で交流人口を増やしていく姿勢を鮮明にした。二十七日から県民の意見を募集し、六月十六日開会の定例県議会に議案として提出する。 (尾嶋隆宏)
 最終案は三月に示していた素案を再整理した。基本目標を初めて設け、県は、福井県の目指す姿を端的に表現する目玉と位置付けている。
 「活力人口」は造語で、その地域を訪れた交流人口などを定住人口に換算し、その時点の定住人口と足し合わせたもの。県内の定住人口は四〇年に六十八万人(現在七十七万人)に減る見通し。観光振興を進めて換算後の交流人口などを三十万人余り(同九万人)に拡大し、百万人の活力人口を目指す。「幸福度日本一」と評される質の高い暮らしも守っていく。
 素案で示した今後二十年間で取り組むプロジェクトを見直し、▽高速交通や敦賀港の整備を加速する「県境フロンティア」▽歴史や文化に磨きを掛ける「千年文化の継承発展」▽地域と絆を大切に最新技術で暮らしの質を高める「くらしの新デザイン」▽地域産業を育てる「価値づくり産業創造」−の四本柱にした。
 最初五年間の実行プラン(二〇〜二四年度)も作成した。コンセプトは「とんがろう、ふくい」。素案で示していた五分野十八の政策目標をそのまま盛り込み、二三年春の北陸新幹線県内開業を契機に、二四年に年間観光客二千万人を目指すなどの数値目標も並べてある。県内を福井坂井、奥越、丹南、嶺南の四エリアに分けた地域プランも明示した。
 長期ビジョンづくりは、昨年四月に就任した杉本達治知事が知事選で掲げ、県は昨年八月から策定作業を本格的にスタートした。杉本知事は「長期ビジョンを早く仕上げ、県民と将来像を共有しながら福井県を大きく発展させていきたい」としている。
 県民の意見は二十七日〜六月十日、県のホームページで募る。

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