荒木、おめでとう大偉業2000安打
2017年6月4日 02時00分
努力の人が、栄光をつかんだ。中日・荒木雅博内野手(39)が3日の楽天戦(ナゴヤドーム)、4回に美馬から右前打を放ち、プロ野球48人目の通算2000安打を達成した。初安打は1997年6月11日の広島10回戦(広島)で高橋建から。「外れの外れ」ドラフト1位で96年に入団し、当初5年間でわずか15安打だった男が、7年目の2002年に好守、俊足を武器にレギュラーをつかんで着実にヒットを積み重ねた。超一流の仲間入りを果たした荒木が、その野球人生を自ら語った。
バット止めたらいいところに
ホッとしました。結果出さないのに2000本近いから使ってもらっているんじゃないかと考えた時期もあって、それが今年一番の苦しみでしたね。きょうのヒットは「ちょっとタイミング早いな」と思ってバットを止めたらいいところ飛んでくれた。うるっとは来たけど、涙は最後までこぼれなかったですね。試合後のスタンドからの「荒木コール」はありがたかった。応援に来てくれたお客さんには負け試合で申し訳ないという思いで、ベンチを出て四方に頭を下げました。
「前に飛ばない」他球団だったら…
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